利用者さんの笑顔と共に・・・
- 2020.06.15
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- 所属:
- 赤とんぼ長嶺
- 職種・資格:
- 介護福祉士
- 名前:
- 藤本雅紀
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赤とんぼ長嶺では5月21日に恒例のバラ鑑賞会を開催しました。
3月はさくら、5月はバラ園へ「お出かけ企画」として毎年見学に行くのですが、今年はコロナの影響でどちらも行くことができません。
私は、過去2年間2つの行事に関わり皆さんがとても楽しみにしていることを知っています。お花を観賞し、相好を崩される方や涙を流される方、皆さん思い思いに楽しまれています。その見学にどちらも行くことができないのは、とても寂しい事です。
そこで今年は室内で開催することに決まりました。
開催するにあたり、折り紙でバラの作り方を調べ他の職員にレクチャーし職員皆で作成しました。実は、私、本業は介護福祉士で利用者さんのケアに当たっていますが、ものづくりがとても大好きです。
どうせ作るならより現物に近づけたいと思い、バラの咲き方を調べたり、何を使えば良いかお店で下見をしたり、自分自身もワクワクしながら準備に取り掛かりました。
バラの花の数がある程度そろった時点で、どう飾ろうかと、利用者さんの反応を想像しながら装飾を考えました。昨年行ったバラ園の光景を思い浮かべ、アーチを作ることに決めました!
飾りは全て夜勤時の空いた時間に行いました。アーチの基礎には園芸用のビニールタイを使用。そこにツルを巻き付け、花をホチキスで止めていきテグスで吊るしました。しかし時間と共に花がぼたぼたと落下・・・アーチは失敗かなと少し後悔しましたが、利用者さんの喜ぶ姿見たさに頑張り、試行錯誤の上無事完成!
翌朝、お部屋からフロアに出てこられた利用者さん、口々に「綺麗~」と口ずさみ、笑顔の花がフロアに咲きました。その笑顔に触れた瞬間、残りの装飾へ向けて俄然頑張る意欲が湧きました!
そして迎えた「バラ鑑賞会」当日。まるでバラ園にいるかのようで、花を題材に会話は弾み、「綺麗ね。大変だったでしょ~」「写真撮ってね!」「来年見に行くのが楽しみ!」と、微笑む利用者さんの姿に、自分の特技が活かされ、利用者さんに喜んでもらって、やってよかったなと思いました。
これからも利用者さんと共に楽しんでいきます。
赤とんぼ長嶺のブログ掲載
「赤とんぼ長嶺 今年はステイホームでバラの御花見会」
https://www.jinseikai.or.jp/archives/careblog/watch-roses-indoors-2020-akanaga