初めての食事委員リーダーとしての役割とやりがい
- 2020.08.21
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- 所属:
- ケアセンター赤とんぼ入所科
- 職種・資格:
- 介護福祉士
- 名前:
- 藤本 貴士
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赤とんぼには生活に関する5つの基本ケア委員会があり、ご利用者の自立支援に向けチームで取り組んでいる。今年度仁誠会ではさらに「サルコペニア対策」に力を入れることになった。
2020年度4月、医師・管理栄養士・看護師・理学療法士・介護士など多職種と連携し「サルコペニア対策委員会」が発足。食事委員会のリーダーを任された自分も、取り込みを始める事となった。
最初はサルコペニアとはどういうものなのか、どのような事をやるのかぼんやりとしていたが、自分が把握できていないとみんなに教えられないと思い、サルコペニアについて自分なりに調べた。その内容を入所科4階のサルコペニア対策委員とすり合わせをすることで、さらに理解を深めることができた。
委員会でのミーティングを重ねるうち、職員やご利用者に「生活リハビリ」への意識が少し変化してきていることに気づいた。今まで職員の介助で車椅子移動していたご利用者が、職員が意識して声掛けを行う事で自分で操作を行うようになったり、車椅子のご利用者が日中に一度歩行器歩行をされたり、歩行器歩行のご利用者が杖で歩行を試みたりされている。「今までやっていなかったことをやることで自分はこんなこともできるのか」と、ご利用者からのうれしい声も聴かれ、その変化を見た時、自分でも少し驚き、そしてやりがいを感じた。
一人ひとりのご利用者に対するサルコペニアの取り組みは、まだまだ手探りのテーマではある。しかし食事委員のリーダーとして取り組みがスムーズに進むように、他部署や入所科での連携を深めていくことを自分自身の目標としている。