テーマ【感謝の気持ちをもつ】特別賞
- 2020.11.20
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- 所属:
- 仁誠会クリニック大津
- 職種・資格:
- 看護助手
- 名前:
- 西本 秋代
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仁誠会では、「心ひとつ」の理念の浸透のため、毎日その日の指針となるフィロソフィを制定しています。
その中から、自分が取り組んだテーマを論文にまとめ、年一回全職員の中から最優秀賞1名、優秀賞若干名を選び表彰しています。今回は、特別賞を受賞した論文をご紹介いたします。
ある日突然の出来事、私自身に起きた事故なのか病なのか、令和2年1月20日の午前中の出来事でした。
自宅二階の階段から下に転落していた。義母が家に居てものすごい音に気づきかけ寄って呼び掛けても何回呼んでも返答がない、口から大量の血を流しグッタリして横たわっていたそうです。母もビックリし気が動転しつつ救急車に依頼してくれたそうで、救急車の到着後に救急隊の判断でドクターヘリで、熊本赤十字病院に運ばれその日は静かに休ませて翌日の1月21日に主治医の先生から病名を聞かされ、西本さん病名は、くも膜下出血でした、今から手術をしますのでと聞かされました。
手術時間は、4時間30分を予定してますと言われたのですが、後できいたところ8時間以上かかったそうです。術後2週間くらい食べ物飲み物も口にすることもできず日にちだけが過ぎ私の意識がもどり気がついた時は、頭痛、はき気、めまい、とてもつらかった、このまま生きられるのかなあとか死んでしまうのではとも思いました。みなさんは、1週間目くらいからリハビリを開始されるそうですが、私は、リハビリセンターに行く事さえできずに、毎日頭の痛さめまい血圧の低下に苦しめられ時が過ぎ日に日にわずかな明かりが見えてきました。
日赤病院での治療を終えリハビリ目的で次の病院へ転院しました。毎日月よう日から日よう日まで3時間のリハビリの特訓を受けました。おかげでここまで回復する事ができました。後遺症も残らず4ヶ月後に仕事復帰する事ができ仕事ができるようになった事本当に感謝しています。今では、食生活をとても気にする様になり私のこれからの生き方を学ばせて頂きました。
今回の病気をきっかけに今回のテーマは感謝の気持ちをもつにしました。この4カ月間みなさんには、ご心配ご迷惑をおかけしました。本当に感謝しかありません。これから私にできる事は、周りの人のためになる事、患者さまからも心あたたまる言葉心配の言葉をたくさん頂きました。今後は、患者さまと楽しく過ごして笑顔をたやさない職場を作り仕事ができたらと思ってます。今後は、生きて帰って来れた、私もたくさんの楽しみを作り残りの人生を大切にしたいと思います。最後になりましたが、私が元の体に戻る確率は20%。80%は、障害が残る可能性が大きいですと説明があったそうで本当に元の私に帰れて良かった。感謝しかありません。ありがとうございました。
特別賞を受賞して・・・
2020年、第8回フィロソフィ論文の特別賞を頂き、「本当に私が?」と驚きと喜びで胸がいっぱいになりました。今回の受賞で、私が思い浮かべてきた事は、命があった事さえ奇跡なのに、特別賞まで頂き幸せです。ありがとうございます。これからは、元気で帰ってきたことで、また皆さんと仕事ができ、今後は職場で仲良くコミュニケーションを大事にして雰囲気の良い職場を目指し楽しく笑顔のたえないクリニックにしたいと思っています。ありがとうございました。