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たんぱく質の摂り方~大豆食品の活用~

筋力・筋肉量維持に栄養・運動・睡眠の必要性を伝える情報番組を、テレビで見かけるようになりました。
また、関連する商品のCMがテレビ、新聞、インターネット上にあふれています。
栄養の面では特にたんぱく質の摂り方に注目が集まっています。

動物性食品は良質なたんぱく質源になりますが、食べ過ぎるとコレステロールが増えるなどのリスクが伴います。
植物性食品と良好なバランスをとることが大切です。

たんぱく質を構成している20種類のアミノ酸のうち、9種類のアミノ酸は、体内で合成することができません。
これを必須アミノ酸と呼び、食物から摂取する必要があります。
必須アミノ酸がバランス良く含まれているかどうかを数値で表した指標に、
「アミノ酸価(アミノ酸スコア)」があります。

 

アミノ酸価100アミノ酸価   アミノ酸価アミノ酸価56

アミノ酸価100=全ての必須アミノ酸をバランス良く含んでいる、良質なたんぱく質

 

動物性食品はほとんどアミノ酸価100です。(鶏卵、あじ、豚ロース脂身なし…アミノ酸価100)
植物性食品の中で、大豆食品だけがアミノ酸価100です。(精白米…アミノ酸価65)
(大豆食品はコレステロールを含まない、良質なたんぱく質です)

たんぱく質は、動物性食品からも植物性食品からも適度に摂りましょう!
また食事として色々な食品を組み合わせることで、単一の食品では不足しているアミノ酸や栄養素があっても、
他の食品で補うことができます。

日頃の食事で肉料理が多めだと感じている方は、週1~2回から肉料理の代わりに大豆食品を取り入れてみましょう。
大豆食品には、豆腐、焼き豆腐、油揚げ、厚揚げ、納豆など色々あります。
手軽にアレンジできる納豆から始めてみませんか!
ワーファリンを服用されている方は、薬の効力が低下する為、納豆を避けて下さい。)

透析患者さん向けに、「納豆の目安量」と「納豆の簡単アレンジ」をご紹介します。

納豆の目安量

 

納豆アレンジ

~仁誠会クリニック新屋敷 栄養科 管理栄養士~