ご存知ですか? さんまの効用【栄養豆知識】
- 2019.11.29
- 仁誠会クリニックながみね 食事について
さんまは胃袋がないので排泄物が体内に残りにくいため、内臓まで食べられるお魚です。
さんまを見て、患者さん方は「久しぶりだね!秋を感じるね!」と、嬉しそうに話してくださいました。付け合わせのかぼすを、さんまにかけると食欲をそそる爽やかな香りがします。
―クイズ&栄養豆知識―
Q さんまは何故、漢字で「秋刀魚」と書くのでしょうか?
A さんまの旬は、たっぷり脂がのる秋とされています。
秋が旬の魚で、細長い銀色が刀を連想させることから「秋刀魚」という漢字があてられています。
さんまはとても栄養豊富でEPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)、タウリンの宝庫です。
EPA(エイコサペンタエン酸)は血液中のコレステロールを低下させ、血液の流れを良くして血栓をできにくくする効果があり、怖い動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞から守ってくれます。
DHA(ドコサヘキサエン酸)には、コレステロールを抑える作用とともに、脳細胞の成長をうながし、脳を活性化、認知症を予防する効果があると言われています。
タウリンはアミノ酸の一種で、血中コレステロールの上昇を抑制する働きがあります。また、疲労回復や血圧を下げるなどの効果もあります。
仁誠会では、食を通して患者さんに季節を感じて頂きたいと思い、旬の食材を使い、その食材の栄養豆知識をお伝えしています。
次回の栄養豆知識もお楽しみに!
仁誠会クリニックながみね 管理栄養士 蓑田絵理