ひとつの会話から99のバラが咲きました
- 2019.06.22
- 仁誠会クリニックながみね イベント
とある日の送迎時間のことです。
紫色のポンポン花や布で作った花束の飾りを見てTさんが言いました。
Tさん「わぁ、綺麗かねぇ…、これ何の花ね?染めとると?」
私『ありがとうございます!特にこの花って思って作ってはないんですけど(笑)このふわふわの紙に紫色で染めたらきれいだなと思って作りました。…
あ、Tさん!! Tさんの好きな花は何ですか?』
Tさん「私は真っ赤なバラが見たい!!」
私『わっ、即答(笑)ロマンチックですね!わかりました、ここにバラを咲かせます!』
Tさんが帰られた後、バラについて調べました。
バラの咲く季節、言い伝え、花言葉…
いろんなことを知りました。バラの時期を知り、もともと予定していたアジサイの飾りつけをバラへ変更。
言い伝えが結婚式にまつわるお話だったので6月はジューン・ブライドということもあり、私が知識としてもっていたブーケ・ブートニア、ダーズンローズのお話も組み込むことができました。
花言葉に関しては色や本数ごとでも違い、載せられないくらい沢山あり、驚きました。
一か月かけて、合計99個のバラを作りました。
ダーズンローズのお話にちなんで12本のバラの花束を作ったり、
大きいバラを作るために新聞紙に油性絵の具で色を塗ったり、
様々なバラを作りました。
飾った後、アイデアをくれたTさんにお礼として折り紙で作った赤色のバラを一つプレゼントしました。とても喜んでいただき今もバックにつけてくれています。
言い伝えや花言葉についてもお話ししたところ「知らんかった、面白かね」「意味はこんなにたくさんあるとね?!」と驚かれていました。
また、Tさん以外の患者さんやスタッフの方も立ち止まって読んでいただき、バラの飾りを楽しんでいただけました。
ちなみに99のバラの花言葉は《永遠の愛、ずっと好きだった》です。
Tさんに渡した一つのバラを足して100のバラ《100%の愛》になりました。
素敵な花言葉、悲しい花言葉、面白い花言葉…バラだけでも山のように意味があるので気になった方はぜひ調べてみてください。
仁誠会クリニックながみね フロント 岡村菜生