トイレに行けた!
- 2020.10.5
~赤とんぼ訪問看護ステーションと、赤とんぼ大津通所リハビリテーションが連携したご利用者のご紹介~
今回は、訪問看護のリハビリと通所リハビリが協力して、トイレ動作が自立された方をご紹介します。
Hさんは要介護4で腰の圧迫骨折で入院し、長い入院期間を経て退院できたものの、自宅のトイレに行けなくなってしまいました。
トイレに行くという動作の中には、
①トイレまでの移動
②衣服の上げ下ろし
③便座の立ち座り
④排泄後の後始末(お尻の洗浄)等幾つかの動作が組み合わさってきます。
Hさんは股関節や膝の動きが硬く、立ち座りや座位保持が上手く出来ませんでした。
通所リハビリと「トイレに行く」を目的として情報共有し、訪問リハビリでは下半身の柔軟性とバランス訓練、実際のトイレを使用しての立ち座りや手すりの設置。通所リハビリでは下半身の柔軟性と歩く力の向上を担当しました。順調に身体能力が上がっていたのですが、通所での様子を含めHさんと親しい女性スタッフにお願いし、通所リハビリをご利用中の排泄時に動作確認をお願いしました。
通所リハビリでのトイレ動作は問題なく、しばらくして自宅でのトイレも一人で行くことができるようになりました。H氏はトイレに行けた事に自信がついたのか、食事もベット上だったのが御主人と一緒にテーブルで食べるようになり、「台所に立ってご飯を作りたい」と次の目標と笑顔が見られるようになりました。
入院生活とは違い在宅では思うようにならないことも多々あります。一つのサービスではできないことも、他のサービスと協力し利用者の方の生活をサポートさせて頂きます。
―赤とんぼ訪問看護ステーション 柳田(理学療法士)―