『祝!出版』 共に、認知症の食べるを支える。
- 2021.05.29
2021年3月31日熊本摂食嚥下リハビリテーション研究会から「これで解決!認知症の食べるを支えるポイント43」という認知症の方の食支援の本が出版され、今回私も執筆に携わらせて頂きました。
人間にとって「食べる」ことは楽しみであり、「生きる」ための栄養摂取です。
しかし、認知症の方は何らかの原因によって食事を拒否したり、口に入れても吐き出したりなど、ご家族や介護の現場では困っておられることが多くあります。
認知症にはアルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症などありますが、食事に関する困りごとは中核症状から出現するものと周辺症状から出現するものと多岐にわたります。
そのため「これで解決!認知症の食べるを支えるポイント43」では食事に関しての色々な症状や場面を想定して、アセスメントと対応策が書かれています。
認知症の介護者の方々に食事摂取や食事介助を少しでも理解し、認知症の方々が安心・安全に食べることが出来るための参考になればと思います。
仁誠会では2020度看護部主催で「摂食嚥下サポーター認定研修会」を4回シリーズで行い、その講師を務めさせていただきました。全施設から多職種のスタッフが参加し、講和と実践を交えての勉強会を体得し、日頃の業務に活かしています。この出版の連絡を受け、多くのスタッフが購入していました。
一緒に学んでいける事、そして認知症の方々が少しでも元気になるお手伝いが出来る事をうれしく思います。
赤とんぼ訪問看護ステーション 看護師
日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士 永野トシ