入所科3階では、9月20日に敬老会を開催しました。

今年は新型コロナウイルス感染予防のためご家族様をご招待出来なかったのですが、面会に来られたご家族様にはテレビ電話を通じて参加して頂きました。開会のことばから始まり、施設長の兒玉医師から皆様にビデオレターでお祝いの言葉が贈られ、所々で声があがっていました。

入所者の皆様が見守る中、傘寿2名、米寿2名、卒寿3名、百寿2名に加え、百歳以上のご長寿3名の方々の表彰を行いました。お一人おひとりの生い立ちを紹介しましたが、昔を思いだし涙ぐまれる方もおられました。利用者さんに今の気持ちはどうですかと聞くと「こんなお祝いをしてくれると思ってなかった。皆さんに祝ってもらってうれしい」と感極まった様子でした。
最後に最高齢の百八歳の利用者さんをご紹介しました。「すごいですね～長生きの秘訣は」と訊ねると、「たいしたことないよ」のご返事に他の利用者さんは驚かれていました。

ご家族様からお預かりしたお祝いのお手紙を代読させて頂きましたが、言葉の一つ一つに感動し目頭が熱くなりました。温かいご家族愛があっての事だと改めて感じました。

余興ではひょっとこに扮した職員が音楽に合わせてお祝いの舞を踊りだし、にぎやかな雰囲気になり笑い声が響いていました。最後にみんなで万歳三唱で締めくくりました。

入職2年目で、敬老会の企画担当をさせて頂きましたが、皆様とご長寿を一緒にお祝いする事ができ本当に感謝の気持ちでいっぱいです。準備段階から利用者さんをどのようにお祝いをすると喜んでもらえるか考えました。全て自作でいこうと決め、リボン作りから、表彰状も写真入りにこだわり、一つ一つに思いを込めて作り上げました。開催当日は思いが通じとても喜んで頂き嬉しかったです。

これからも皆様がいつまでもお健やかに、楽しく充実した毎日をお過ごし頂けるように頑張ります。一日一日を大切にまた来年もお祝いが出来る事、職員一同願っております。

―  松川　恵美（介護士）―