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幾久しく美しいひな人形 飾りました

今年も2月の初旬、赤とんぼ玄関前のパブリックスペースにてひな人形を飾りました。

お雛さん飾りと言えば、7段飾りが一般的だと思いますが、赤とんぼの雛飾りはなんと、8段飾り!!
学問の神様として太宰府天満宮に祀られている菅原道真公、古今和歌集の代表的歌人である小野小町、日本最古の和歌集である万葉集の代表的歌人である柿本人麻呂が居られる珍しい雛飾りです。平成15年にその当時在籍の職員より寄贈され、今年で19年経った今でも美しい姿をしています。

赤とんぼ雛飾り

 

今年も利用者さんにも協力していただき、飾りました。さすが、女性の利用者さんは見本の写真を見る間もなく、どんどんひな人形を作り上げていきます。男性の利用者さんにも参加していただきました。「これは大変かね~」「これはなんね、これはどこ?」とお手上げ状態…。しかし、手を止める暇もないくらい積極的に参加してくださり完成した時には「来年も任せて!」と笑顔でおっしゃってくださいました。

赤とんぼ雛飾り 赤とんぼ雛飾り

 

五節句のひとつである3月3日、上巳の節句。ちょうど季節の変わり目であるこの頃は体調を崩しやすく、邪気が入らないように春を寿ぎ、無病息災を願う行事でもあります。日本の美しい文化は平安時代から令和と移り変わった今でも変わりません。

『霧たちて 照る日のもとは見えずとも 身はまどはれじ寄る辺ありやと/菅原道真』
〈霧で先が見えずとも、私は惑わされない、拠り所があるから。〉

利用者さん、ご家族、職員、地域の皆さん…赤とんぼが変わらない拠り所となり、すべての方の健康を願います。

―赤とんぼ広報 岡村(フロント)―

赤とんぼ雛飾り