赤とんぼ黒髪では、通所フロアに飾り付ける、つるし飾り（さげもん）を利用者さんと一緒に作りました。
さげもんとは、雛飾りの一つで、女の子の幸せを願い、縁起のいいものを吊るして桃の節句に飾り付けたことがはじまりだそうです。そこで、春の季節にぴったりの桜や梅の花を切り絵で作り、通所フロアに飾り付ける事にしました。

桜の花は、職員に折り紙の折り方や切り方を教わりながらの作業でしたが、切り方が違うだけで花びらの形も変わるため、それぞれ個性のある桜の花びらに出来上がりました。その調和がとっても素敵なつるし飾りに！
のり付けの時に、作業に真剣になりすぎてテーブルにのりがはみ出してしまう方もおられるなど、大騒ぎ！

周りの方と、「この色と合うのはどれだと思う？」と相談される方もいれば、飾りの位置を考えてバランスを調整されるなど、作業に夢中！合間にはみんなとの会話も弾み、パーツ作りをとても楽しまれていました。

それぞれの飾りが出来上がり、利用者さんがいつまでも元気で楽しく過ごしていただけるよう願いを込めて、フロアーの天井に飾り付けました。
今は、新型ウイルスの影響で不便に感じることも多いと思いますが、一日も早く安心した生活が送れますように！
赤とんぼ黒髪　居細工（作業療法士）