剥いて、干して、揉んで。美味しい干し柿できました!
- 2019.12.11
- ケアセンター赤とんぼ
赤とんぼ入所科4階の利用者さんが、干し柿を作りました。
これは、干し柿作りを通して季節感を体感するとともに、みんなで一緒に活動することで、利用者さん同士の交流を図ることを目的としており、包丁を使う作業が生活関連動作訓練の一つにもなっています。
包丁で柿の皮を剥く作業が始まると、みなさん真剣な表情で一心不乱に手を動かされ、「柿は今ごろが一番美味しかもんなぁ」「昔は農家だったから、皮剥きぐらい楽チンだよ」と、終始穏やかで和やかな雰囲気に包まれていました。
このように昔の懐かしい思い出を語り合う回想法には、脳を活性化し情緒を安定させる効果があります。普段は「起きていると体がきつい」と、なかなか活動に参加できない利用者さんも、干し柿が大好きとのことで、この日ばかりは最後まで熱心に干し柿作りに取り組むことができました。
その後、テラスに柿を干し、甘みが増して種離れがよくなるよう、1週間後に柿を揉む作業を行ないました。
さらに干すこと1週間。ついに美味しい干し柿の完成です。「制作の喜びを共有し、秋の味覚を味わってもらいたい」と行なった試食会では、みなさん干しあがる日を指折り数えておられただけに、「甘くて柔くて美味しい!」と笑みがこぼれました。
赤とんぼ 入所科4階 笹川(作業療法士)、緒方(介護士)