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ご利用者のつぶやきから開催した「糖尿病講座」

きっかけはAさんのリハビリ会議。
「血糖によくないことは分かっているけど、大好きな果物をたくさん食べ過ぎてしまう」。そんなAさんのつぶやきをケアマネージャーは聞き逃しませんでした。そこで、「前向きな気持ちで食事管理や身体づくりが出来る方法はないか」と、栄養科や看護部へ相談したところ、快く力を貸してもらえることになりました。
他にもケアセンター赤とんぼ 通所リハビリテーションの利用者さんで、血糖管理が必要な利用者さんにお声がけして、医師・看護師・管理栄養士・作業療法士によるチームで、「糖尿病講座」を開催することに。アットホームな雰囲気の中、楽しく意見交換をしながら学べるよう、人数を4名に限定して講座を行いました。

ケアセンター赤とんぼで糖尿病ミニ講座を開催1
初めに施設長の兒玉医師が挨拶し、続いて看護師から基本的な病気の知識や覚えておきたい低血糖時の症状などの話がありました。みなさん自分の身体の症状や普段の生活と重ね合わせながら話を聞かれていました。

ケアセンター赤とんぼで糖尿病ミニ講座を開催2
次は管理栄養士が、フードモデル(食材の模型)を見ながら、食事時の食材別の適量や血糖をあげにくいおやつの話、砂糖の3分の1の使用量で血糖にやさしい甘味料パルスイートの試飲など、内容が盛りだくさん。

ケアセンター赤とんぼで糖尿病ミニ講座を開催3
「このぐらいなら食べてもいいのね、分かりやすい!」「こんなお砂糖初めて見ました。薬局で早速買ってみます」など、実生活ですぐに取り入れてみたい、とみなさん興味深そうに話されていました。

ケアセンター赤とんぼで糖尿病ミニ講座を開催5
最後は作業療法士が血糖コントロールに必要な内臓を支える筋肉、インナーマッスルを鍛え、呼吸を整える体操を実践。座って手軽にできる運動ですが、普段使わない筋肉を意識する難しさや呼吸の大切さを実感されたようです。

ケアセンター赤とんぼで糖尿病ミニ講座を開催7

みなさん一度は聞いたことがあるような栄養や運動の話でしたが、改めて意識することの大切さ、今からでもできることがあることへの気づきを得られたと同時に、同じ悩みをもつ利用者さん同士の交流も図ることができ、前向きに取り組んでみようと思われたようでした。

私も医師、看護部、栄養科、リハビリ科とチームで関わることができ、一つの問題を多方面から考え関わることの大切さを改めて感じました!
次回は、今回紹介したパルスイートを使ったお菓子作りを行います。

赤とんぼ通所リハビリテーション科    高山(作業療法士)