チャレンジ!! 平均102歳の「茶碗蒸し」作り
- 2021.06.14
- ケアセンター赤とんぼ
ケアセンター赤とんぼ入所科3階の5月の料理教室は「茶碗蒸し」作り。
今回の料理教室に参加いただくご利用者は、嚥下食の方々に限定して行いました。
通常の食事形態がペースト状の方なので、料理教室への参加が難しく、また日頃、食事以外部屋から出て来られない方やレクレーションにも参加されない方々で、今回の料理教室の活動自体可能かどうか悩みましたが、その方々にも参加してほしくて「茶碗蒸し」作りを決めました。
そして少人数で行うことで、1対1で職員がその利用者さんの出来る作業をサポートできるように工夫しました。今回は、いつも食べている茶碗蒸しではなく、香りを楽しめ、美味しくいただけたらいいなと、食材のメインに椎茸を決め、だしも事前に準備しました。
さて当日、開始時間になってもお部屋から出て来ない方もいましたが、声掛けをし集まってもらいなんとか料理教室開始!
手順は、卵を割り、卵とだし汁と混ぜ、2種類の食材を切り、だし汁に混ぜ、器に取り分け、蒸す。
卵割ではハプニング!ボールに卵を投げ入れ割る方も?なるほどその方法も有りかと大笑い。食材切りでは、スタッフがハラハラと見守る中、それでもしっかりと震える手でも食材を上手に切ることが出来ました。
切る事ができない方は卵を溶かしたり、おたまで茶碗に移したり、それぞれが出来る事を行い、ついに蒸す準備完成!
蒸し器の中の器が、5分ほど経つとプクプクと動き始め、なんとも美味しそうな香りが漂い始めました。
10分経過。プルプルで美味しそうな茶碗蒸しが出来上がりました!熱々の茶碗蒸し。みなさん、美味しそうに食べられていました。「あたしは食べなくていいよ〜」と言われていた方も、なんとしっかり完食。
翌日、参加された方から「大変だったけど美味しかった〜。いつも出てくるより美味しかったもんなぁ~。」と笑顔が見られました。自分で作った茶碗蒸しは格別だったようです!
― 赤とんぼ赤とんぼ入所科3階 新城(介護福祉士)-