介護ブログCareBlog

第2回 糖尿病講座は、実践と3カ月の効果報告

◎低糖質低カロリーな水羊羹づくり

2回目の糖尿病教室となる今回は、前回の糖尿病講座で学んだことを生かし、実践に繋げるために、低カロリー糖質0の甘味料、パルスイートを使用したおやつ作りを実施しました。
作ったのは前回の講座で話し合い決定した「水羊羹」。材料は通常の砂糖を使用したあんと比較して「カロリー30%カットの低カロリーあん」と「パルスイート」を使用し、甘さを保ったまま低糖質低カロリーな水羊羹を作りました。

第2回 糖尿病講座1 第2回 糖尿病講座2

料理は久しぶりな方が多く、手順も簡単な水羊羹にみなさん興味津々。久しぶりとはいえ皆さん元主婦なだけあって、分量を量る人、かき混ぜる人、型に入れる人、と役割分担をして「ちゃんと溶かしておくと味が均一になるのよね」「意外と簡単にできるのね」と昔の勘を取り戻しながら、手際よく20分程であっという間に完成しました。

第2回 糖尿病講座3

◎3カ月間の効果報告

午後からは作った水羊羹をメインとしたおやつを食べながら、医師、看護師、栄養士、作業療法士を交えて茶話会を実施しました。この日のおやつは、普段通所で食べているおやつと摂取カロリーが同等になるよう栄養科、看護師と相談した、低糖質、低カロリーなもので、量を調整することで、見た目や満足感も得られるよう考えたおやつプレートにしました。

第2回 糖尿病講座5
お品書きにそれぞれの摂取カロリーを記載したことで、みなさん「これだけの量でこんなにカロリーがあるのね」「これだけ少ない量でも果物があると安心するわ」と、普段食べている食材や量と比較しながらおやつを楽しまれていました。

また、前回から食事面で気を付けていることや、血液検査の結果に改善がみられた方もおられ、それぞれに3ヶ月間の変化を話してくださいました。今回の水羊羹をひ孫と一緒に作りたいと話してくださる方もおられ、施設長の兒玉医師の「病気をマイナスにとらえるだけではなく、ご自分の身体と向き合ったり、食事を見直したり、ご家族とのつながりを深めるきっかけになるなど前向きに考えてくださってますね」との言葉通り、みなさん上手に病気と向き合いながら自己管理をされ、食事を考えるきっかけになられたように思います。

第2回 糖尿病講座6

通所リハビリテーション科では、糖尿病講座の他、利用者さんの声に応え便秘の勉強会も行っています。今後も各職種のスタッフを交え、テーマに沿った勉強会を企画していきます。

赤とんぼ通所リハビリテーション科    高山(作業療法士)