「認知症見守り研修会・交流会」を開催して
- 2017.02.17
- ケアセンター赤とんぼ
平成29年2月5日(日)ケアセンター赤とんぼにて、“認知症見守り研修会・交流会”を開催致しました。
今回のこの研修会・交流会は熊本県の補助事業となります。平成28年4月の熊本地震では多くの方々が避難生活を余儀なくされましたが、その中では認知症の症状に対する周囲の理解不足により、認知症の方とその家族が避難所で過ごせないなどの場面がいくつかみられました。地震後の支援において私たちスタッフ一同改めて認知症の方々を見守る体制の重要性を痛感しておりましたので、今回この事業に手を挙げさせて頂いた次第です。
研修会では、認知症に対する正しい理解として、この分野で大変ご活躍されているくまもと悠心病院の宮内院長にご講義をお願いしました。多方面で講演をされている宮内先生の説明はとても解りやすく、参加した皆様からも「認知症の方との関わり方がよく分かりました」等のお声が聞かれました。
ご講義のあとは、実際に宮内先生が主治医として診られているご夫婦より、認知症の妻との介護生活を話して下さいました。夫であり、認知症を抱える妻の介護者として、愛情溢れる切実な介護体験を聞き、支えていくとはどういうことか考えさせられるものとなりました。
研修会当日は総勢97名の方にお越しいただき、この地域の認知症に対する意識の高さを実感しました。これからも地域とともに認知症の方を支える事業所としてお役に立ちたいと考えております。
最後になりますが、この場を借りてこの研修会にご協力いただい方々、参加して頂いた皆さまに感謝を申し上げます。
有難うございました。
赤とんぼ居宅介護支援 管理者 井上淳司