リニューアルしたリハビリマシンで、貯筋しよう!
- 2022.05.7
- ケアセンター赤とんぼ
赤とんぼ通所リハビリテーション科では、4月よりリハビリマシンを新調しました。
色もカラフルになり明るくなりました。利用者さんも新しいマシンに戸惑いながらも興味を示され、今までされていなかった方も「これはどうすっと?」「わーおもかねー、がんばらんとね」と言われながら取り組まれています。
マシンの新しいシステムとして、個人カードを作成し、マシンに取り組んだ内容はパソコンで運動の負可量を管理できます。そのため、筋力が強くなった時には、コンピューターが判断し、負荷量を変更してくれるシステムとなっています。この事により、個別の運動プログラムが設定しやすくなりました。
新しいマシンは4機
1:足を開いたり、閉じたりしながらお尻の横の筋肉(中殿筋)を鍛えるマシンです。
4秒間かけて開き、4秒かけて閉じるを繰り返して鍛えます。中殿筋を鍛えると歩行時の安定(ふらつき防止)やダイエット効果があります。
2:膝を伸ばす筋肉(大腿四頭筋)を鍛えるマシンです。
曲げている状態から、ゆっくり膝を伸ばし、ゆっくり戻す運動になります。大腿四頭筋は歩く・立ち上がる時に関わるため、重要な筋肉になります。この筋肉を鍛えることで、歩行や立ち上がりが楽になるだけでなく、膝の負担を軽減してくれます。
3:板に足を乗せて膝を曲げ伸ばしすることで、股関節を曲げる筋肉(大腰筋)を鍛える事が出来ます。
複合的な動きとなるため、臀筋や大腿四頭筋、ふくらはぎ(下腿三頭筋)も一緒に鍛えることが出来ます。
4:背筋を鍛える運動になります。
手を伸ばした状態からゆっくりレバーを引き、肩甲骨を引き寄せることで、背筋を鍛えます。これも複合的な運動になるため、腕の筋肉も同時に鍛えることが出来ます。背筋を鍛えると姿勢改善、肩こり・腰痛予防・基礎代謝が上がります。
筋肉は加齢とともに落ちていきます。家から出ない事が続くと筋肉は加齢と伴い落ちやすくなります。そのため、転倒等に繋がり、寝たきりとなっていってしまします。この4つのマシンを上手く利用し、貯筋(筋肉をできるだけ鍛え貯める事)をすることで、元気に長生きできるように支援していきたいと思います。
―通所リハビリテーション科 武富美喜(理学療法士)―