赤とんぼ通所リハビリテーション科では、リハビリマネジメントの一環として園芸に取り組んでいます。
元々園芸が趣味でしたが転倒リスクが高く自宅で楽しめていない利用者さんを対象に、室内で、環境を整えた中で安全に園芸を楽しんでいただく、また、ご自分で植えたプランターを眺めたり世話をしたりすることで、通所の楽しみ作りを行う目的で『花の寄せ植え』を実施しました。

ピンクや黄色が鮮やかな花を見て、匂いをかいだり花の名前を確認したりと、春の雰囲気を楽しみながら、「この花はこの並びがいい」「お花が倒れた時はここに土を入れて修正するといいよ」など、園芸をされていた時の経験や知識を活用し、積極的に皆さん意見交換をされていました。

土を触る表情は真剣ながらも活き活きとされており、歩行器を使われる方も立ち上がって寄せ植えに参加され、皆さんの花が好きな気持ちや園芸への熱い想いを感じました。皆さん「水やり頑張らなくちゃ」「花が咲くのが楽しみ」とお話されていました。
今後も、通所へ来る楽しみの一つになる活動や、生活に即した活動を提供できるよう取り組んでいきたいと思います。

―通所リハビリテーション科　髙山清佳（作業療法士）ー