「サルコぺニア」という言葉を皆さんご存知でしょうか？
サルコペニアとは、加齢や疾患などで筋肉量の減少や筋力が低下することです。
当法人は、医療・介護ともにサルコペニア予防に取り組んでいます。透析患者さん・利用者さんが自宅で元気に自分らしい生活が維持できるよう、多職種でアプローチしています。

仁誠会栄養科では、第27回日本病態栄養学会のレシピコンテストにエントリーし、今回奨励賞を頂きました。

患者さんとの会話の中から、食事の悩みや困りごとを知る中で、今回のレシピに繋がりました。

「高齢の方や調理経験がない方でも簡単に作る事ができる」「少ない食材・自宅にある調味料で作ることができる」をコンセプトに考案したレシピをご紹介します。

～鯖缶ときのこの炊き込みご飯～

＜作りやすい分量＞ ・米　2合 ・鯖水煮缶　1缶 ・まいたけ　100g ・ささがきごぼう　30g ・生姜　20g ・刻みあげ　15g ・かいわれ　20g ・めんつゆ（二倍濃縮）30g（大さじ2弱） ・濃口醤油18g（大さじ1）

＜作り方＞

①米は洗米しザルにあげておく

②釜に①の米、めんつゆ・濃口醤油、鯖缶の汁を入れ、2合の線まで水を加える

③鯖缶、ほぐした舞茸、ささがきごぼう、千切りしょうが、刻みあげを入れ、炊飯する

④炊飯が終了したら、鯖をほぐしながら混ぜ合わせ器に盛り、彩りにかいわれを飾る

★おすすめポイント★

炊き込み御飯は、まとめて作って冷凍保存することができ、焼きおにぎりや出し茶づけなどにアレンジしても美味しく食べられます。
鯖缶は、DHA・EPA・その他様々な栄養素を豊富に含んだ優れた食品です。また、骨ごと食べることでカルシウムを多く摂取できます。

食事作りが面倒・買い物も大変、そんな患者さんの声からうまれたレシピです。超カンタンなので、皆さんぜひお試しください！

―仁誠会クリニック大津　栄養科　管理栄養士―